通し狂言　四谷怪談忠臣蔵
今月の新橋演舞場の催し

市川猿之助演出のこのお芝居
猿之助率いる澤潟屋一門の市川右近、笑也、笑三郎、猿弥、春猿、段治郎、門之助らの
豪華キャストで演じられる。
少し前この歌舞伎では、伝統芸能としての歌舞伎から少しはなれた感じのする歌舞伎をスーパー歌舞伎と名づけて演じていた。
宙吊りや、滝のような水が舞台で流れるという、スケールの大きいもので凄い迫力だった事を思い出す。
今回も、滝の水あり、宙吊りありと、スーパー歌舞伎とは謳っていないが、さながらであった。

春猿さんが、立役だったのは珍しくて新鮮。段治郎さんは、すらっとしていて背も高く、とても見栄えがする。
かっこいい。笑也、笑三郎さんは女形姿がいつも美しい。今回は、美人姉妹役。いつ見てもきれい。
歌舞伎を見始めてもう何年たつだろうか。。。。
最近は、歌舞伎座で並んで幕見をすることも少なくなった。
一等席で見た演目が面白くてたまらず、もう一度、もう一度と思うたびに、行っていた頃を思い出す。
幕見の席は、自由席で、天井がすぐ其処に見える高いところにある席。
天井の模様がきれいで見取れてしまう。
今月であの歌舞伎座での公演が終わる。
来月から歌舞伎はこの新橋演舞場で行われる。
ああいう日本のシンボル的な建物を取り壊すのはなんだかもったいなく、寂しい気がする。