古きよき
2011年 12月 26日

クリスマスが過ぎて、年の瀬に慌ただしく用事を済ませようと人は小走りで動く。
多分にもれず年内に所用を済ませようと動いたら、今日はちょっとタイミングがずれてしまって、外出したまま、数時間の空き時間ができてしまった。
ランチを食べそびれて急に小腹が減ってきた。
何にしようかな?
辺りを見渡し、決めた。
ここに。
小さな古いホテルのカフェに。
都会の喧騒のど真ん中に建ちながらその中は落ち着いてゆっくりできる空気感が漂う。
のんびりする時間なかった。今日は神様がここに来る事、この時間を持てるように、してくれたんだな。
とそう思う。
カフェの窓際の席に通される。
坂道の途中が見渡せる。
こんな坂道あったんだ。
夕陽がもうほとんど葉を落としてしまった銀杏の木を照らす。
私の遅いランチはお肉の乗った丼。サンドイッチにしようかなと思っていたけど、これにした。大正解。せっかく贅沢な時間があるのだから、外せないランチの時はホテルのラウンジがいい。
ホテルは選んで。どこでもいいわけじゃない。居心地のよい空間に身を置く事ができたら、それはそれは、リラックスできる。
それにしても、付け合わせの人参のグラッセの丁寧に作られていること、ほうれん草のソテーも久しぶりに味わう丁寧な味であった。年の瀬に大切な拾い物をしたような1日だった。
by amasuikazura | 2011-12-26 16:46