11月のかぶきは「吉例　顔見せ大歌舞伎」。

　
私は夜の部「熊谷陣屋」中幕「汐汲」「四千両小判梅の葉」

左団次・仁左衛門・菊五郎・亀寿・魁春・菊之助等々のそうそうたる顔ぶれ。

熊谷陣屋は何度観ても涙なしではみられない。気持ちがぐっと入っていく。

さすがだ。

中幕の汐汲みは舞踊で、人間国宝坂田藤十郎が出てくるや否や、その魅力に引き付けられ、本当にその時代の女性があらわれて汐汲みをしている様子をみているかのようだった。

あでやかなその踊りで前の幕の悲しい話からがらっと気分がかわる。

全くの素人の私が見ても、この舞踊は素晴らしかった。

御三味線も人間国宝の方がいらして、耳を澄ましてその音に聴きいった。

次の幕へのいざない、まさに中幕。

この日は仁左衛門さんが体調不良でお休みで代役に尾上松録さんがでていた。

仁左衛門さんファンなんだけど。。。

来月は昼の部の勧進帳をみる予定。

年末の風物詩ね。

たのしみ～